WAREHOUSE702 5周年インタビュー
11月20日(金)に5周年を迎える WAREHOUSE702 ディレクター TARO さんにインタビュー

来る11月20日(金)、麻布十番のクラブ WAREHOUSE702。DAY1 の AXWELL を皮切りにアニバーサリーパーティーが開催される。5年という節目を迎える同クラブのディレクターに数々のエピソードを語って頂きました。




■ いよいよ11月に5周年を迎えられますが、5年という一区切りにあたり紆余曲折色々あったと思いますが、まずは
1周年から昨年までの周年パーティーについて振り返って頂けますか? 1周年~4周年までのゲスト DJ やパーティー内
容を教えて頂ければと思います。

長かったような早いような...思い出すと感慨深いですね。

1周年はフランスのラウンジ系パーティーを紹介しましたね。日本からは EMMA さんと MITOMI TOKOTO さんに出演してもらって。懐かしい・・・。1200人という当時の動員記録でしたね。EMMA さんのプレイも感動的でした。

2周年記念は、9日間連続という無謀なコンセプトでしたね(笑)。メインにはステファン・ポンポニャックなど、当時2年目までは LOUNGE 系をやや強めに押してました。

3周年はご存知 AXWELL、あの伝説的プレイは素晴らしいの一言でしたね。20日に更に進化したプレイを聞けると思うと楽しみです。3年目以降は、より世界的なダンスミュージックを意識しましたね。

4年目のアニバーサリーは、Arno Cost と Norman Doray。そしてアフターアワーズで Circoloco。日本ではまだそこまで知名度は無いが、今後のシーンを担う2名を招聘した挑戦的なアニバーサリーでしたね。アフターアワーズ含め1600人がお祝いに来てくれました。Circoloco はアフターアワーズのパーティーとしてやりたかったので念願かなった瞬間でもありました。

今年はどんなアニバーサリーになるのか今から楽しみです。

5年目は節目ですが、Pre Open の John Digweed にはじまり Grand Opening の Satoshi Tomiie、その後も PACHA in JAPAN / Circoloco / bugged out などの海外パーティーの開催。FUJI ROCK、Big Beach Festival などの大型フェスのアフターパーティ、FREERANGE、CADENZA、RAUM、HED KANDI など海外レーベルパーティー。EVERLUST、Seasons などの日本国内を騒がす DJ 陣のレジデントパーティ、BIKINI NIGHT、PINK!、The RING、EROTICA など個性豊かな企画パーティなどこの5年間様々な節目節目のパーティーがありましたね。どれも思い出深いです。


■ そして2009年。5周年パーティーのスペシャルゲストとして、DJ MAG の世界ランキングでも14位という高ランキングを獲得した世界的なビッグネーム AXWELL が再来日決定
しましたね。彼は3周年に引き続き2度目の WAREHOUSE702 
への出演となりますが、前回のプレイからさらにヒット曲も多数プロデュースして、またまた期待が高まるのですが、ディレクター 
TARO さんが5周年のゲストに AXWELL を選ばれた理由、また期待する点なども教えて下さい。




やはりここ数年の中で新鋭として現在進行形の HOUSE シーンを作り引っ張っていっている人物であるという事が大きいですね。もちろんプレイも素晴らしくエンターテイメント性の高い、数少ない DJ の一人だと思っています。DJ MAG のランキングにいたってもトランス勢や大御所ひしめく中、この上昇具合ですし、同世代としてもここまで世界的に活躍しているアーティストがいるということは、ジャンルを問わずリスペクトできますね。WAREHOUSE702 もまだまだ若い箱なので同じように新鋭のムーブメントがつくれたら最高だと思っています。


■ AXWELL は、TARO さんから見てどんなアーティストだと思いますか!? 3周年での面白いエピソードなどありますか!?


先ほども話した通り、箱でもビッグフェスでも同様に、大勢のお客さんを出て来た瞬間にジャックするようなそんなスター性のあるアーティストだと思います。人柄も明るいですし。本来数千人規模のイベントやフェスなどで活躍するアーティストですので、この規模で聞ける貴重なチャンスですよね。2年前の来日の際の記憶は、プレイ以外ではそこまでないんですよ残念ながら。とりあえず浴びるほどのウォッカとテキーラを飲んでましたね(笑)。付き合ってたらこっちがやばいくらいでした。なので今回は後世に語り継がれるような面白ハプニングをつくりたいっすね(笑)。

FASHION POLICE: AXWELL 2007年 来日パーティー写真
http://www.cyberjapan.tv/fashionpolice/2007/387


■ 
5周年パーティーには、上記海外ゲスト DJ AXWELL 以外に 
も、多くの国内 DJ 陣も出演しますが、今回のラインナップをセレクトされた理由は?

国内勢に関してはこの5年目を盛り上げてくれたアーティストですね。基本的にレジデントパーティを開催しているアーティスト陣ですね。EVERLUST(偶数月、第一金曜)のレジデントである田中さんを始め、レギュラーも開催しつつ毎年参加してもらっている森田さん、MITOMI TOKOTO さん。平日から盛り上げてくれた Jazzin' Park 栗原さん、そしてシーンをささえている新鋭の DJ HATORI、RYUZO に関しても日頃の感謝の意味も含め参加していただいています。この人達なくしては5年目は成立しえなかったと感じる DJ 陣です。プレイスタイルこそ違いますが、WAREHOUSE702 になくてはならない大切な方々です。


■ 今回のパーティーには DJ ラインナップ以外にも見所があると思いますが、どんな仕掛けを企画されているのでしょうか!?

まず SOUND SYSTEM の増設ですかね。これまでの UK のマーティンの WAREHOUSE702 用のシステムと同じものですが、約2倍の数のスピーカーが当日入ります。かなりのクオリティに仕上がってきているので当日に期待して欲しいですね。それ以外にも CO2 や LED 演出など通常の営業にはないスペシャルな演出を用意しています。


■ 11/20(金)の AXWELL は DAY 1 を皮切りに、連日 
5周年パーティーの DAY 2(11/21(土))、DAY 3 
(11/22(日))...と続く訳ですが、DAY2、DAY3 の 
見所も教えて頂けますか?



DAY 2 の OSLO × MOONHARBOUR はここ数年力をいれているテックハウスの2大レーベルの SHOWCASE で、海外アーティストが4人来日するという WAREHOUSE702 の規模ではなかなかできない豪華な一日ですね。VERA、FEDERICO、TANZMANN、MARTINEZ と単体での来日公演はあったものの、4人まとめて招聘するのはいままでにはない企画ですよね。今年は RAUM、FREERANGE、CADENZA など海外の良質なレーベルパーティーを頻繁に行ってきましたが。その中にあっても 2 LABEL、4 ARTIST を一晩で聞ける非常に貴重な1日になっていますね。レーベルパーティーなので4人ともかなりテンションも高く、普段以上のプレイをしてくれると思いますよ。深夜1時くらいから朝7時あたりまでの4人のプレイは僕も非常に楽しみにしています。




DAY 3 の SECRETSUNDAZE の見所はなんといっても世界中のトップアーティストから支持をうけているこのパーティーのレジデント DJ の Giles Smith と James Priestley ですね。Giles は過去2回のプレイは本当に素晴らしかったです。今回は初の SECRETSUNDAZE として日本初上陸なので2名も非常に楽しみにしていてくれていますし、初めて二人揃ってのプレイを聞けるので、僕も楽しみにしています。6:00からはアフターアワーズも組まれていて、2名も再びプレイするので、一日をかけて彼らを2回聞くことが出来る贅沢な一日になりますね。普段、中々深夜出歩けない同業者や関係者、夜に働いている方も朝から遊びに行けて楽しめるのも魅力です。


■ 日本のクラブシーンは長らくアメリカのダンスミュージック・カル 
チャーに影響を受けて来たと思うのですが、そんな中で敢えて 
WAREHOUSE702 は、アメリカよりもヨーロッパのシーンを中心としたブッキングが多いように思うのですが、それはなぜですか?

地域的な意識はそこまでないですね。うちがチョイスしている国内のレジデントや、皆の意見の中でアーティストを選んでいるので、結果的にそうなっているということですかね。ただ感覚的により「今」っていう意識はありますね、自分的な流れもあってその流れの中でまたアメリカのシーンに気が向くこともあると思ってますよ。若手ですが TMB なんかは前々からやりたいなぁーって思ったりしてますしね。


■ クラブを運営するディレクターと言えば、昼夜問わず、また当然週
末もイベントですから休み無く働いているイメージがありますが、なぜ
クラブビジネスに携わるようになったのでしょうか?

子供の頃からやっぱり夜遊びが大好きだったですね。なんとなく夜遊ぶのって刺激も多いし。それから友達とラジカセ持ってどっか忍び込んでパーティーしたり、そんな事の延長上に今がある感じですね。不自由も多いですが、クラブビジネスには自由がまだまだ沢山あって、お客さんやアーティストの距離感が近くてそこがきっかけだった気がします。純粋に「なんかカッコいい事やりたいなぁ」とか「仲間と楽しく仕事したいなぁ」っていう思いは若い頃からずっとありましたね。あとは一般社会への適応能力がなかっただけですかね(笑)。


■ WAREHOUSE702 は麻布十番という大人の多いエリアで、渋谷、六本木といったクラブが密集するエリアとは、少し違った雰囲気だと思うのですが、WAREHOUSE702 の特筆すべき点を教えて下さい。

そうですね、僕自身の感覚でなんとなく理想の CLUB が、CLUB 密集地帯よりはちょっと離れていて、分かりづらい場所にある感じが好きだったんですよね。入り口も地味で分かりづらくて、でも一歩入ったら派手な人一杯の巨大空間が広がっているような... オープン当初は周りにも何も無くて、そんな雰囲気で店やそのパーティーとか、その日のアーティストが好きで来ている人が多くて、紛れの少ないイメージでしたね。その中でもやや年齢層は大人でみんなそこそこ遊び方が分かっているお客さんや、外人さんが多いのは土地柄な気がしますね。最近は色んなラウンジも出来て、地域全体がやや盛り上がっているイメージですが、それはそれで楽しいですね。


■ まだ2009年のカウントダウンまで一ヶ月ちょっとはありますが、今年のもっとも印象に残るパーティーは何でしたか?またそれはなぜですか?

これはやっぱり店舗内イベントとは違いますが、BIG BEACH FESTIVAL 09 と、FREERANGE TOKYO の初回ですかね。BBF09 の理由はやっぱりその規模感とお客さんの反応ですね。こんなに大勢に喜んでもらえるのってなかなか無いじゃないですか!?感動しました。

FREERANGE TOKYO で JIMPSTER を招聘してパーティーを創ったのは記憶に残っていますね。個人的に JIMPSTER が好きだったコトもありますが、BBF09 のような規模というよりは一種のトライアルだったし、成功できるか不安もあったので朝8時近くまでお客さんが大勢残ってくれていて感動しました。自分もまだ終わりたくないなぁって強く思ったのが印象に残っていますね。


■ 2009年→2010年へのカウントパーティーは、どういうパー
ティーを企画中ですか?

WAREHOUSE702 のカウントダウンは毎年恒例のレジデントパーティー The Ring とのコラボレーションですね。信頼している DJ KIMURA KO さんに出演いただいてアンダーグランドなカウントダウンを開催しようと考えています。

店舗とは違う場所ですが、WAREHOUSE702 から徒歩10分くらいの六本木ヒルズの向かいのベルサール六本木という2000人くらいのホールでの別企画でのカウントダウンパーティも考えています。こちらは国内の著名 DJ が多数参加予定です。正式発表はオフィシャルの HP でもうすぐ発表されるので楽しみにしていてください。


■ 2009年度は、店舗外で初の大型フェス『BIG BEACH  
FESTIVAL』を開催。世界的スーパースター Fatboy Slim をゲストに迎えて八景島シーパラダイスという海を臨む抜群のシチュエーショ
ンの中で数万人の観客を集めて大成功を収められましたね。
多くのお客さんから、2009年のベスト・フェスだったという声を
耳にしましたが、これだけの規模のフェスを開催するには、色々な苦労
も多かったと思いますが、エピソードなどありましたら教えて下さ
い。また、『BIG BEACH FESTIVAL』は、2010年も開催され
る予定ですか?


先ほども話ましたが BBF09 は非常にいい経験でしたね。場所との交渉やアーティストの調整など事件は多発でしたので話し切れない位です。大音量で八景島の動物が大丈夫か?など珍しい調整箇所が多かったのも記憶に残ってますね。ノーマンは皆さんご存知かと思いますが、アルコール依存症のリハビリで治療したりしていて、来日が危ぶまれたり、実際スイスかどっかのフェスがキャンセルになったり…と、ヒヤヒヤの度合いも今までは別次元でしたね。

実際に来日した際はホッとしましたが、マネージャーに彼から見える位置にお酒を置かないで欲しいなどのアーティストを大切にする姿勢は見習うべき点が多かったですね。まぁスーパースターですからね。あとは雨ですね。前日の準備段階ではありえないくらい降っていたのですがメインの最初のアーティスト、DEXPISTOLS がスタートと同時に雨も上がり、雲間から光も差し込んできたり本当に神秘的な体験でしたね。あんなに1週間天気予報みたのは初めてでしたね。天気だけは祈ることしかできないですしね。

詳細はまだ明かせませんが、来年も開催にむけて動いていますので期待していて下さい。


■ 2010年の WAREHOUSE702 のラインナップ(レジデントパー 
ティー、スペシャルパーティー含めて)への展望、そして、店舗外でもモバイル企画などありましたら教えて頂けますか?

来年は国内勢をより飛躍させたいですね、海外にパーティーをもっていくような動きの最初の作業もしたいと思っています。もちろん海外の良質なアーティストやレーベルも紹介してきた今年の流れもそのままに、かつ更に強化していきますが輸入に頼り過ぎず、国内で実力のあるアーティストと高い目標設定で色んな制作ができたらと考えています。


■ では最後に、CYBERJAPAN をご覧の皆さんへのメッセージを
お願いします!

CYBERJAPAN と WAREHOUSE702 はここ5年共に歩んできましたが、来年は更に進化したパーティーを沢山皆さんに届けたいと思っています。DJ 陣の素晴らしいプレイと、皆さんの熱気で5周年PARTYも素晴らしいものになると思います。
是非遊びに来てください。WAREHOUSE702 で AXWELL を堪能できる最後のチャンスかもしれません。お見逃しなく!


WAREHOUSE702 5th Anniversary 11.20(fri)-22(sun)

-Step Into The Future With WAREHOUSE702-
シーンの境界を越えたトップDJ達が集まるこの特別な3日間から、WAREHOUSE702 のネクスト・ステージが幕を開ける。

2009/11/20 fri. DAY 1: 
AXWELL Return to the 702


WAREHOUSE 3rd Anniversary での伝説的なプレイから2年…世界のハウス・シーンを圧巻する天才 AXWELL が遂に凱旋!


GUEST DJ: Axwell (Axtone / Swedish House Mafia)
DJ: Masanori Morita (Studio Apartment、Seasons)、MITOMI TOKOTO (Japan House Mafia) ,
Satoru Kurihara (Jazzin’park)、Ryuzo (Hed Kandi Tokyo)、Hatori (Butterfly Effect)
and BIG GUEST DJ from WAREHOUSE702‘s RESIDENT PARTY!
open 20:00
door ¥4000 w/f ¥3500
CYBERJAPAN MEMBER ¥3000

http://www.cyberjapan.tv/party/axwell2009


2009/11/21.sat DAY 2:
OSLO vs MOON HARBOUR


TECH HOUSEをリードする2大レーベルの スペシャル・コラボレーション!!
世界でも類を見ないプレミアムな一夜が遂に日本で実現する!


GUEST ARTIST: Federico Molinari (Oslo)、Matthias Tanzmann (Moon Harbour)、Vera (Oslo)、Martinez (Moon Harbour)
DJ: Satoshi Otsuki (Circoloco Japan / Tres Vibes) 、Pi-ge (Organza)、ZUYACK (Timothy Really)、Chris Bastard(Re:Vogue)、Yuki Tsukinaga (Re:Vogue)、MOCA (702 TOKYO)
open 20:00
door ¥4000 w/f ¥3500


2009/11/22 (SUN・BEFORE HOLIDAY) Day 3:
SECRETSUNDAE


Mixmag “Club of the Year” Time Out “Best Club Night” 受賞
EU を代表するパーティー、secretsundaze との Special After Party!!


GUEST ARTIST: Giles Smith (secretsundaze)、James Priestley (secretsundaze)
DJ: Hideo Kobayashi (Seasons / Apt.) 、Shotaro Maeda (Eden)、Aosawa (freerange tokyo / Redbox)、Ryo Tsutsui (weekend Worirz / Eden)、CARLOS GIBBS (Redbox)
open 22:00
door ¥3500 w/f ¥3000
※ AFTER HOURS
open 6:00
door ¥2500 w/f ¥2000



TARO (WAREHOUSE702 ディレクター)


長野での蕎麦打ち修行の末、男子一生の仕事は夜の世界に有りと、かの東京・麻布の地にて男の墓場を見出す。以後、麻布十番の音倉庫、WAREHOUSE702 の頭領として、現場主義を第一に多種多様なを企画・制作。東京社交音楽界の重鎮方にも臆せずツッコミを入れる様は、頻繁に周りを冷やりとさせている。愛煙する馬印のハッカ煙草と個性的な豹柄着物が目印。

http://www.warehouse702.com/

2009.11.16
テーマ:クラブインタビュー
CYBERJAPAN DANCERS、MITOMI TOKOTO、スタッフブログ、写真家 YONE ブログなど!
パーティースナップ!ガールズ、DJ、ダンサーなどなど…今週のスーパースターは誰!?
Fashion Police の写真のリアルタイムランキング。もっとも人気の写真はどれ!?
Pacha、Pink!、Hed Kandi など、オフィシャルパーティーラインナップ
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